人のふり見て我がふり直せ

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おはようこんにちはこんばんは、江草です。

今日は時事ネタにも絡めつつ「人のふり見て我がふり直せ」と言いたいだけのお話です。

 

失笑を買うアメリカ国内の混乱

先日、アメリカの議事堂がトランプ支持過激派に占拠されて世界中が衝撃を受けましたね。

自由世界の雄たるアメリカで、まさかの議会制民主主義に対するテロ行為が発生したわけですから、まさしく民主主義の敗北と言いますか、ほんとショッキングな事件だったと思います。

トランプ支持派の人たちの中には、いわゆる「陰謀論」に肩入れする人が多いことも指摘されていて、その荒唐無稽な内容に日本でも失笑の声が溢れています。

ただ、確かに失笑する他ないアメリカの惨状ではあるものの、アメリカの状況を他山の石に、日本もそうなるかもと危機感を覚えるべきところではないでしょうか。

実際、日本国内でもトランプを支持する集団も根強いですし、コロナ禍の混乱の中で、ますます国内の分断が進んでいる気がします。

陰謀論にしたって、やれ「○○のせいだ」、やれ「△△業界のせいだ」など、特定の人物や団体・業界を「諸悪の根源」と断定して批判する陰謀論的な主張の構図は日本でも少なくない印象です。

もちろんアメリカと日本の事情は違うところも多いと言えど、世界における一大先進国であるアメリカでここまでの政治的混乱や、陰謀論の浸透が起きるのですから、「日本は大丈夫」と考えるのも楽観的すぎるんじゃないでしょうか。

事実、「ファクターXがあるから、諸外国と違って日本はコロナはそんなに感染拡大しない」と楽観視しすぎていた私たちの姿も記憶に新しいと思います。その楽観の結果がどうだったかは、みなさん今痛感しているところでしょう。

 

自分は不倫なんてしない?

「人のふり見て我がふり直せ」で言えば、江草はいつも「不倫問題」のことを想起します。

世の中、ほんと不倫問題多いじゃないですか。

芸能人も次から次にスキャンダルが出ますし、現実世界でも、寡聞な江草でさえ、不倫のうわさはそれなりに聞き及びます。

で、こういう不倫問題を聞いた時。

みなさんは「不倫するなんて全くひどいヤツだ。自分は不倫なんてしないぞ」と思うタイプでしょうか[1]申し訳ないですが、もう既に不倫しちゃってる人は回答不要でっす

不倫スキャンダル時の芸能人に対するすさまじいバッシングの反応を見ると、江草には少なくない人が「自分は不倫なんてしない」と考えてるように見受けられます

でも、そうだとすると、けっこう恐ろしいことだなと思うんですよ。

これだけ、多くの人が稀ならず次々と不倫をする社会です。

だとすると、もはや人の性質として、何らかの「不倫をしやすい原因」を持っていると考える方が自然ではないでしょうか。

つまり、「不倫をするつもりがなかったような人」まで不倫に引き込むような、そんな恐ろしい何らかの誘因が存在しているのではないでしょうか。

もちろん、不倫をするような人には不倫をするような何か特有の性質があるけれど、一方で自分はそういう性質を有しておらず不倫をすることはありえない、という可能性は残ります。

しかし、その「不倫を誘引するような性質を自分が持ってない」と言い切るには、あまりに社会における発生頻度が高いように思います。

「その性質というものが一体全体何か」という実態も全く分かっていないのに「自分はその性質を持ってない」と考えるのはあまりに楽観的でしょう。

頻繁に観測されてる不都合な事態が存在する時には、「自分はそうではないので大丈夫」と考えるよりも「自分もそうなるかもしれないので気をつけよう」とする方が賢明なケースは多いように思うのです。

 

というわけで、江草はいつも「自分も不倫してしまうかもしれないから、気をつけよう」と自分を戒めてます。

それが功を奏してか、単純にモテないためかは分かりませんが、今のところ危険な目にはあってません。

よかったよかった。

 

「自分だけは大丈夫」という理由はないことが多い

さてと、不倫の話はこの辺にしといてですね。

自分の人生では自分がまさしく主役です。全てが自分視点で動きますし、自分の思考だけが頭の中を流れます。

なので、ついつい私たちは「自分は特別な存在だ」と思ってしまいがちです。

しかし、何か明白な要因が分かってる場合を除いては、「自分だけは大丈夫」という根拠は基本的にはありません。そして、明白な要因が分かっている場合というのは正直言って稀です。

だから、アメリカの混乱を見て笑うばかりではなく、それを参考に自国でも防止策を考えないといけません。

人が陰謀論にハマっているのを見たら、自分も何か陰謀論的思考に陥ってないか警戒しないといけません。

不倫を見たら、自分の身を引き締めないといけません。

会食でコロナ感染する人を見たら、自分の感染対策にも漏れがないか気をつけないといけません。

 

「人のふり見て、我がふり直せ」

まこと、至言ですね。

自戒も込めつつの記事でした。

 

以上です。ご清読ありがとうございました。

脚注

脚注
1 申し訳ないですが、もう既に不倫しちゃってる人は回答不要でっす

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