Kindle Unlimitedのオススメの使い方

本に乗る女性のイラスト読書

先日、「Kindle Unlimited気になってるけど、入るきっかけがない」的なつぶやきをお見かけしました。

  

Kindle Unlimitedは、Amazon提供の電子書籍「Kindle」の読み放題サブスクリプションサービスです。

 

もっとも、読み放題とはいっても、読めるタイトルは限られています。本当に売れ筋の本は、やっぱり読み放題対象から外れてることが多いです。パっと見て、読みたい本が読み放題でなかったら魅力を感じないのは当然でしょう。

また、たとえ読みたい本が読み放題の対象に入っていたとしても、月額980円も払うぐらいなら買っちゃった方が良いのでは、と思うのも分かります。Kindle Unlimitedはサブスクリプションだけあって、解約したら読めなくなってしまいますからね。好きな本なら買ったほうが良いというのは一理あります。

 

なので、Kindle Unlimitedは意外と月額が高い割に、加入するべき理由が思いつきにくいサービスではあるのですよね。

 

実際、江草も加入したのは比較的最近なのです。

でも、使ってるうちに、これはけっこうコスパ良いんじゃないのかなと思う活用法を発見したのでご紹介します。

 

それは「古典作品を漁ること」です。

 

Kindle Unlimited、意外と古典の名作が多数読めるんですよ。

特に、「光文社古典新訳文庫」で読み放題の対象作品が多くて重宝しています。

江草もそんなに読書家ではないので、多くは読めてないのですが、読んだ範囲で紹介しますと。

 

JSミルの『自由論』。

自由主義を語る上で不可欠の古典です。

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セネカ『人生の短さについて』。

読めば、間違いなく自分の人生を省みさせられる必読の一冊です。

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プラトンの対話篇シリーズ。

弟子のプラトンが描く崇高なソクラテスの生き様に「善く生きること」を考えさせられます。

ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)
ソクラテスの生と死は、今でも強烈な個性をもって私たちに迫ってくる。しかし、&...
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メノン~徳(アレテー)について~ (光文社古典新訳文庫)
20歳の青年メノンをソクラテスが挑発! 「徳(アレテー)は教えられるもので&...
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ショーペンハウアーの『読書について』。

なかなかに辛口ですが、読書に支配されない気概が生まれます。

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などなど、どれも世界中で読みつがれてる古典です。実際、読んでみて、いずれもとても良かったです。

上のは江草のチョイスなので、書の選び方が偏っていますが、他にもドストエフスキーだったり、シェークスピアだったりもあります。

これらが全部月額定額で読み放題なのです[1]記事執筆時点です。悪しからず。。すごくないですか。

 

 

Kindle Unlimitedを古典漁りに使うメリットは、気軽に試せることです。

古典の名作って、確かに人生に一度は読んでみたいと思わせる魅力を持ちつつも、やっぱりちょっと読みにくかったり、合わなかったりして、挫折しがちですよね。

だから、古典よりも、読みやすくトレンドを追った新刊に目をひかれて、ついつい後回しになってる方も多いのではないでしょうか。

でも、定額読み放題なら、とりあえず読み始めてみて合わなかったらすぐにやめることができます。

このハードルの低さが古典漁りにはとてもマッチしてると思うんです。

 

どれもちゃんと買ったら1冊1000円程度なので、さすがに闇雲に何冊もチャレンジすると少なくない金銭的負担になりますが、このKindle Unlimitedを通した古典漁りなら月額980円で済みます。

対象になってる古典の名作はここで挙げきることは不可能なぐらいたくさんありますし、合わなければすぐ次が見つかります。

めぼしい古典作品が見当たらなくなったら、課金を止めてしまえばいいのです。

早い人なら、一月分の980円ポッキリで、十分に古典漁りできるかもしれません[2]そうなると、ほとんどざっと開く程度ではあるでしょうが、自分なりに古典を巡ったことにはなります

もし、万一これは手元に置いておきたいという書があれば、別途買ってしまいましょう。世界と歴史に認められ、その上、自分で一度目を通して「欲しい」と思わせた古典の本以上に買うべき本などないはずです。

 

あと、月額課金制というのが、自分の背中を押してとても良いです。

さきほども述べましたが、新刊やトレンドの本と違って、古典は「いつでも読めるし」「いつか読もう」と後回しになりがちですよね。

だからこそ月額制です。

ほっとくだけでお金がかかるとなるなら、「早く読まなきゃ」ってなりますでしょ。

それが、古典を読み始めるモチベーションを高める仕掛けとしてピッタリなんです。

 

 

というわけで、古典を漁るのをきっかけとして、Kindle Unlimitedに手を出してみるのは、けっこうありなんじゃないかなと思います。

古典だけでなく、コミックや雑誌や、話題の書もいくらかは読み放題で読めますし、古典をきっかけに入ったのに、案外そっちでフィットされる方もいるやもしれません。それはそれで良いことでしょう。

 

古典作品読んでみたいけど、今まできっかけがなかった方、Kindle Unlimitedを試してみてはいかがでしょう。

しかも、対象作品も入れ替わりがありますから、今のうちだけかもしれません。

善は急げ。お早めに。 

 

 

以上です。ご清読ありがとうございました。

脚注

脚注
1 記事執筆時点です。悪しからず。
2 そうなると、ほとんどざっと開く程度ではあるでしょうが、自分なりに古典を巡ったことにはなります

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