おはようこんにちはこんばんは、江草です。
最近固い話も多かったので、今日はゆるーく、注射スキルの専門スタッフがいたらいいなあ、というぼやき記事でございます。
新型コロナワクチンの接種を担う医師や看護師などの医療スタッフが不足しているそうで。
うちの地域でも、放射線科医も含めて集団接種に出動せざるをかもという話が出ています。
急に大量の人口を対象に接種しなくてはいけませんから、確かに大量のマンパワーを要するのは当然ではあります。
今回のコロナ禍のような緊急事態の時はやむを得ないですが、ただ、そもそも普段からしても、医療現場の注射スタッフは足りてないんではと感じるんですよね。
たとえば、放射線科では造影剤の注射という日常的に多発する業務があるのですが、わりかし放射線科医が実施を担う場面があります。
最近では看護師さんが注射してくれる施設は増えてはいるようですが、まだまだ若手はもちろん、部長クラスでも造影剤の注射に出動する施設は少なくないと聞きますね。
当然、みな医師なのでできると言えばできるのですが、ただでさえ読影もたまっていたりして、正直貴重なマンパワーを取っている側面があるのは否めません。
また、時々担当の番の時にルートを取る医師よりも、現場に毎日常駐して注射をしてくださってる看護師さんの方が腕は良かったりすることもしばしばありますし、医師がやらないといけないかというと、そこまでの必然性はないんじゃないかなと。
ただ、一方の看護師さんも世の中的に人手が豊富なわけではないので、医師が注射をやらねばならない施設はまだまだあるのが現状です。
医師はもちろん、看護師さんを含めても世の中に注射するスタッフが足りてないとなると、もういっそ「認定注射士」的な注射やルート取りに特化した資格があってもいいんじゃないかなあ、なんて思うんですよ。
これは、注射が簡単にできるスキルと思ってるから言っているのではなく、注射が重要な手技だからこそ、他の業務の片手間でなく、熟練した専門スタッフがやった方が良い可能性もあるのではという発想です。
簡単なスキルではないとはいえ、注射に特化するならば、医師や看護師資格を取るのに必要なほど、人体全身の仕組みや様々な病気や治療法に関する大量の知識まで学ぶ必要はないのは確かだと思いますし。
無論、万一の時は、患者さんの健康を害するリスクもある業務ではあります。でも、だからといって絶対に医師や看護師でないとダメというのも固すぎないかなと。
運転免許だって、まあまあ人命にかかわる重要スキルですが、かなりの人数の方が取得してますからね。
もちろん、ちゃんと資格を取るのに研修は必要かつ、医師の指示監督の下で実施という条件は不可欠とします。
しっかりした研修プログラムがあった上で、日々経験を積んだスタッフが養成できれば、医療現場も回るし、今回のコロナ禍には間に合わないにしても、将来、同様の大量接種が必要な場面があった時に、マンパワーとしての活躍が期待できますし、悪くはない話の気もするんですよね。
ただ、かつて看護師が静脈穿刺をしていいのかどうかでさえ、てんやわんやがあった保守的な医療界ですから、なかなか認められるような気はしません。
それに、注射だけする仕事って魅力的なのかどうかと言われると、ちょっとわからないところもあります。
そう考えると、やっぱり「認定注射士」難しそうですかねー。
うーん。残念。
以上です。ご清読ありがとうございました。
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