問題がない状態はないという問題

人生

問題だらけの私たち

世の中ほんと問題だらけです。

社会もそうですが、家庭や個人レベルでも問題がない人はいないでしょう。

ある問題に悩んでいる時には、この問題が解決したら全てがバラ色になるように感じます。でも、問題が解決したと思ったら、一難去ってまた一難、次の問題がやってきます。なんなら前の問題が解決してない間に次々と問題が降りかかることだってあります。

悲しいことに、問題がない状態は永遠に来ないんですよね。

ストレスが過剰なのは問題ですが、ストレスがないのも実は人にとってはよくないそうです。

極端な話、問題がなくなったなら、それはそれで問題がないことが問題になるのです。

問題をないことにしようとすると問題が深刻になる

問題が現にあるのにもかかわらず、問題がないと思い込もうとしたり、問題がないように隠そうとしたり、そうしたことは世の中ではしばしば起こりがちです。

問題があるのはイヤですからね。気持ち的には分かります。

でも、問題を無視する、放置すると、必然的に問題は深刻化します。

そして、無視できなくなったり、隠しきれなくなった時に、結局、大問題になって帰ってきます。

問題がない状態がないからといって、私たちは問題解決を諦めるわけにもいかないのです。

問題とともに生きる力が必要

なので、「常に問題は存在するものである」というのを前提に考えないといけません。

問題を考え続けることができたり、問題があってもそのまま置いとける力――いわば保留力といったもの――が私たちには必要なのです。

問題があるのに、問題がないと思い込もうとしたり、問題がないように隠そうとしたり、問題の解決を諦めたりするのではなく、「問題がある状態をひとまず受け入れる」「問題とともに生きる」そういう力です。

問題だけあって解決策や答えがない状態はどうしても不快さを伴います。

まさに「目の上のたんこぶ」です。

でも、それでも「それを抱えながら生きる」そうした力が否応なしに私たちには求められてしまうのです。

問題こそが人生とも言えるのかもしれません。

 

問題を抱えている皆さん。

ともに頑張りましょう。

以上、ちょっとした自他へのエールでした。

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