通勤用の自転車は電動で!
過去に通勤用に使用していたクロスバイク(GIANT製)を、諸事情から電動自転車(ママチャリ)タイプに乗り換えました。
クロスバイクも確かに乗り心地は良かったのですが、電動自転車に乗り換えてみて、これは良いなと驚きました。
理由は電動自転車の方が安全運転がしやすい特徴を持っているからです。
通勤用の自転車を紹介しているサイトでもあまり強調されておらず(ちょろっと書いてはありますが)、もったいないので簡単に解説しておきます。
通勤用の自転車をお探しの方の参考になれば幸いです。
電動自転車は速く走るためのものではない
電動自転車は電気でペダルをこぐ力を後押ししてくれます。
こう聞くと、速く走るための機能と思うかもしれませんが、それは大事な役割ではありません。
電動自転車に乗ってみて感じる最大のメリットは、初動の加速の楽ちんさです。
一般的に自転車は一旦スピードにのると速いのですが、止まっている状態から進み出すのが苦手です。超短距離走では、自転車は自脚で走るランナーに普通に敗北します。
そんな自転車の苦手な初動の加速を助けてくれるのが電動アシストです。
もちろんクロスバイクもペダルに重心がかけやすい構造になっており、初動の良さはママチャリより断然良いのですが、強制的にパワーを与えてくれる電動アシストには及ばないように感じました。
電動自転車は「ストップ・アンド・ゴー」がやりやすい
初動の加速が良いと何が良いか。
街なかを走るのかどうかなど、走行環境に寄りますが、一般的に自転車通勤はたびたび信号待ちや交差点などで止まる必要があります。
この止まっては進む動作は「ストップ・アンド・ゴー」とも呼ばれますが、電動アシストがあると、初動の加速が楽なので、この「ストップ・アンド・ゴー」が非常にやりやすいのです。
「ストップ・アンド・ゴー」は安全のために必須
「ストップ・アンド・ゴー」は自転車通勤の安全のためにちゃんと行う必要がある重要動作です。
「ストップ・アンド・ゴー」は、すなわち、信号や交差点で一時停止することですから、当然ですね。
「まあ大丈夫だろう」と一時停止せずに進むと事故につながりやすいのは誰しも異論はないと思います。
電動アシストがないと止まるのをサボりたくなる
ですので、逆に言えば電動アシストがないと「ストップ・アンド・ゴー」はやりにくいわけです。
一度止まってしまうともう一度快適な速度に乗るのに、毎回頑張ってペダルを踏まないといけないのですから。
わざわざ意識的に「ストップ・アンド・ゴー」をサボろうと思っていなくても、身体の感覚として、少ししんどかったり、面倒ですと、人間は無意識にサボりたくなるものでしょう。
江草も実際に乗り換えてみて、気兼ねなく止まることをできるようになった感覚があります。これは電動自転車の非常に大きなメリットだと思います。
電動のクロスバイクもありますが
最近では電動でのクロスバイクも発売されています。
クロスバイクと電動自転車の両方の良さを兼ね備えたものとして、なかなか良いのではないかと思います。
ただ、クロスバイクは形状的にカゴを付けにくかったり、何なら子供用の座席をつけられなかったり、しますので、荷物が少なくて、子供の送り迎えが無い方、という前提はつくでしょう。
通勤用自転車となると、買い物などの生活用の用途も兼ねることもしばしばでしょうから、多くの方にとってはスポーツタイプよりは、カゴなども付けやすいママチャリタイプの方が、なんだかんだ汎用性は高いのではないでしょうか。
とはいえ安全運転の意識があるのが前提
と、電動アシストの安全面でのメリットを解説してきましたが、もちろん電動アシストだから絶対安全というわけではありません。運転者本人の安全運転の意識があることが前提です。
自転車通勤で速度が必要な場面は少ないですし、速度を出すと当然ながら危険です。
電動アシストは高スピードを出すためのものではなく、初動の加速を楽にするもの、気兼ねなく止まって常時安全を確認できるようにしてくれるもの、としてとらえると良いと思います。
以上、「通勤用の自転車の自転車が電動に限る理由」の解説でした。
何か参考になればうれしいです。
コメント