おはようこんにちはこんばんは、江草です。
今日は「HUMAN RESOURCE MACHINE(ヒューマン・リソース・マシーン)」というゲームが面白かったので、その紹介です!
アルゴリズムを組むパズルゲーム
少し昔の作品ですが、前からやりたかったアルゴリズム系パズルゲーム「HUMAN RESOURCE MACHINE」をこの度購入し、年末年始、他の作業の合間の息抜きに少しずつ進め、無事完走しました!
アルゴリズムが無事に動いた時の達成感がものすごく、プログラミング入門にはとても良いゲームじゃないかなと感じました。
アルゴリズムがどう動くかが直感的に分かりやすい

ゲームのプレイヤーはある会社の社員[1]キモカワイイ独特の造形ですが、だんだん慣れて愛らしくなってきますとなって、左のベルトコンベアから運ばれてくる荷物を、上司の指示通りに処理して、右のベルトコンベアに提出することになります。
つまり、左のベルトコンベアが「入力」、右のベルトコンベアが「出力」、部屋の中の一時的な荷物置き場のカーペットが「メモリ」や「レジスタ」のような一時記憶装置の役割を果たすわけです。
コンベアの荷物を社員が運んで指示通りに処理するというゲームデザインにすることで、コンピュータの仕組みや用語を知らなくても誰でも簡単に直感的にアルゴリズムを設計して動かすことが可能となっています。
余計なわずらわしさがなく、アルゴリズム設計の楽しさを気軽に体験できるのは、まさに入門にもってこいですね。
アルゴリズムの実行時には、プレイヤーの分身である社員キャラクターが命令の1ステップごとによちよち歩いて忠実に指示を実行してくれるので、大変かわいいです。
エラーも具体的に教えてくれる親切設計
ゲームが進むにつれて、新しく使えるコマンド(命令)が増えていきますが、その説明も親切で分かりやすくなっています。
使えるコマンドは一覧で常に表示されており、存在を忘れてしまうことはありません。どんなコマンドだったか忘れた場合もすぐに内容を確認できる仕様です。
ほんと親切です。
そして、特に感心したのは、エラーが起きた時の表示です。

現実世界のエラーは謎の英語メッセージが出たりして、なぜエラーが起きたのか分からずパニックになってしまいがちですが、これはゲームなのでエラーになった原因を具体的に教えてくれます。
助かりますね。
アルゴリズムのパワーを実感させてくれる
ゲームが進むと、だんだんと要求される指示が複雑になっていき、最終的には素因数分解をするように求められるに至ります。

自分の頭でやる分には簡単な素因数分解も、自動でアルゴリズムで行うとなると、少し考える必要があります。この思考作業がほんとうにたまらなく楽しいです。

使えるコマンドはどれも単純なものばかりなのに、うまく設計して組み合わせれば、こんな複雑な計算作業もこなすことができる、そうしたアルゴリズムのパワーを実感させてくれるゲームです。
nintendo switchでも発売されているので、ご家庭でお子さんにアルゴリズムやプログラミングの楽しさを体験させるのにも、ちょうどいいゲームの気がします。
ボリュームはもうちょっと欲しかった
そんな非常に良いゲームだったのですが、ひとつ不満があるとすればボリュームがあまりないことでしょうか。
江草としては「よし、素因数分解できたぞ!大分コツがつかめてきたから、どんどん難しいのもってこい!」という気持ちだったのですが、それが実は最終盤の課題で、その次の問題を解いたらあっさり完走となってしまい、拍子抜けしました。
課題数は全部で41問でしたが、もう少し複雑な課題も含めてせめて100問ぐらいはあって欲しかったなあと思います。
ただ、非常に価格が安いゲーム[2]今みたらsteam版でセール価格の516円ですねなので、値段以上には十二分に楽しめるボリュームではあるとは思います。
オススメですので、ぜひぜひ気になった方は遊んでみてください[3]「7 Billion Humans」という名前の続編も発売されてるので江草はそちらもチャレンジしてみます。
以上です。ご清読ありがとうございました。
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